やってみて考える@新米ワーママ子連れ単身赴任日記

33歳2児の母。妊娠しながらの子連れ単身赴任を経て、2017年9月から産休に入り家族暮らしを再開。

久しぶりに会社に行ったら浦島太郎状態

引っ越しから約10日。

まだ段ボールに囲まれつつ、家で寝泊まりしてご飯が食べられるようにはなってきた。

この間、週末が2回あり、夫が飛行機で来てくれた。感謝。夫も仕事が激忙しいらしく平日は毎日深夜帰りで、体調が大丈夫なのか心配。が、夫に御飯を作って送ってあげるとかそんな余裕はとてもないダメな私。。

 

先日、書類を提出するために会社へ。社内HPから必要書類を印刷して記入してサクッと30分で終わるかな、と思ったら。

まず、社内HPのアドレスが変わってて分からない。→同僚に聞く

プリンターの設定が変わってて印刷できない。→社内PCサポートに連絡して設定してもらう

無事に印刷できたものの、どの制度を利用すれば良いのかわからない。→部の労務担当者は理解しておらず答えられず→本社総務に問い合わせ

さあ記入。署名欄に通称を書くか戸籍上の名前を書くか、判子は何を押すのか→本社サポートセンターに問い合わせ

…と、たった1枚の書類を出すのに2時間近く。自分の見通しの甘さ、準備の不手際さにびっくりする。

 

約20人の部署ですが、みんな転勤で、産休入る前にいた同僚は1人だけ。ほぼ全員初めまして。担当する仕事も同じじゃないから仕事相手もほぼ初めまして。

うちの会社、育休中に社報を郵送で送ってくるぐらいしかコンタクトないし、復帰にあたって特に何かフォローアップがあるわけじゃない。

この2年間、パソコンさわってないし、誰にも名刺渡したりしてないし、、新入社員状態…。けど着々と4月からの仕事は振られているし、新入社員みたいに手取り足取り優しくしてもらえるわけじゃない。

こんなんでやっていけるのか私??

とにかく、子どもにだけはしわ寄せがいかないようにする。

引っ越し初日

妊娠中、1歳児連れの単身引っ越し。普通ならかなりキビシイけど、今回は夫の家に荷物を置きっぱなしにできる&助っ人(私の父)&夫の全面協力があり、だいぶ負担が軽減されている。ありがたい。

 

〈1日目〉

晴れ 最高気温6.1℃、最低気温マイナス2.1℃

 

最寄り駅から朝7時半の空港バスに乗り羽田へ。1歳児連れなのでラッシュの電車は断念。荷物も最小限に。前日夜に癌治療中の義父に会いに行き帰宅が深夜1時くらいになったし、初めてのバスだし、騒がないか心配でしたが、イチゴなど食べながら静かに1時間半を乗り切る。

羽田空港で私の父と合流。3人で搭乗。息子、寝不足と疲れで段々荒れてくる。着陸3分前に爆睡。

寝たまま、空港バスで街中へ。雪もだいぶ無くなり足元を気にせずにホテルに行ける。

チェックイン後、父に息子を預け、不動産屋へ。契約、部屋の明け渡し。そのまま市役所に行き、転入手続き。思いがけず、子どもの医療費助成を受けるための手続きに私と夫の課税証明書が必要と言われ、前に住んでいた市に郵送で請求しても数週間かかるじゃん、と焦る。試しに、つい3週間くらい前の保育園の申し込み時に課税証明書を提出していた旨を申し出たら、庁舎内で確認してくれ、それでOKに。言ってみるものだわ。それから保育園担当課に行き、転入したことを報告。これで正式な保育園申し込みが完了(転入が確認されるまでは保留、内定扱い)。

夜、父と息子と外食。疲労もあり、息子大暴れ。そこへ、仕事を早退して飛行機で駆け付けてくれた夫が合流。

息子が走り回ったり物を触りまくったり嫌な事を断固拒否したり、とにかく何から何までスムーズにはいかないんだけど、とにかく何とか1日目を乗り切る。

荷出し完了

就職後で5回目になる引っ越し。今回は自己都合(会社の辞令による異動ではない)のため、費用は自分持ちです。涙

半年間の単身赴任なので、今までで一番荷物が少ない引っ越しになった。

まず、大きな家電はクロネコでレンタルすることにした。冷蔵庫、テレビ、洗濯機で約5万円。女性の三種の神器のひとつ、乾燥機は必要に応じて単独タイプのを買おうかなあ。私が行く地域は洗濯物が夏は全然乾かないので、特に必要そう。

この他の荷物は、小さな家電(オーブン、炊飯器、ミキサー、ヨーグルトメーカー)と布団3組(自分+子+お客様用)を入れて、計ダンボール17箱。ヤマト便で約2万円。

春から夏、しかも妊婦って状況が非常に複雑で、いろんな場面を想定した服をあれこれ持ってく羽目に。まだ雪山とかの仕事もあるかもしれないから厳冬対応の冬物も必要だし、たぶん寒いけど万が一暑くなるかもしれないから夏服も一応必要だし、お腹が大きくなるまでとマタニティ用の2種類の仕事着を用意しなきゃだし、アウトドアの仕事もあるかもしれないし、、、と色々詰め込みました。このうちどれくらい着るんだろう。あと子ども服もすぐ着れなくなるから、こっちも持っていった服をどれだけ着られるかは謎。

あとは必需品の車を陸送。7万くらい。

これが今回の引っ越しの全部。かかった時間は、荷造り1日、車の準備や手配に1日、レンタルは検討や手配に1日、くらい。ありがたいことに、荷造りは父親が手伝ってくれました。1才児がいて、妊婦で、作業は進まないし重い物は持ちたくないので、本当に助かった。

また半年後に引っ越しする手間も費用もかかるし、家も2年以内の解約で敷金没取で損するし、そもそも2世帯になるとお金かかるし、、これならむしろマイナスになるので仕事辞めたほうがお金かからなそう…。

なんか、周囲に多大な迷惑をかけ、子どもにも環境の激変を強いて、わたし何やってんだろう、とも思う。家族が大切だし、仕事も好き、という中途半端なわたしのワガママの結果。わたしは一体どこへ向かってるんだ?

けど、仕方ない。好きと思えるもの、大切なもの、のため、とにかくいまはできることを頑張るしかない。

 

つわりって結構大変かも

空腹だとムカムカ。食べ過ぎてもムカムカ。

トマトがやたら食べたくて、毎日トマトを食べている。

大葉とか梅干しとか寒天とかさっぱりしたものが食べたい。

もしかしてこれがつわり?

前回はつわりがほぼ無く。

一応、空腹にムカムカ、は前回もあったんだけど、こんなにムカムカはしてなかったような。前回の今頃は、結婚式の準備してたり、とにかく仕事も忙しかった。

仕事してるほうが、つわりにあんまり気を取られないのかも?

料理意欲が全然わかず。

ケーキとか甘いものは全然食べたくないんだけど、子どもと夫にバナナケーキを焼いたら、子どもが「ちゃーちゃん、はんぶん」とわけてくれて、感動的に嬉しいけどすごいいらないっていう。笑

子どもと夫に何かを作らなきゃいけないって意外に大変なんだな〜

保活、家探し、面談終了。

この数日で、部長との面談。復職に向けての家探しが終了。保育園も無事に決定。

 

遠方保活、本来は持参しなきゃいけない申し込み書類の郵送を認めてくださったので、そこは大変じゃなかった。が、保育園の情報収集が難しかった。30ぐらいある保育園、どこが良いかさっぱり分からない。近くに住んでれば、園庭開放にコツコツ通ったり、支援センターとかでママ友に評判を聞けたりする。でもそれができない。地方だからか、ネット情報は皆無。一度、子どもと一緒に2泊3日の保育園探し旅行したけど、見学できるのは1園15分程度、向こうの都合の良い時間に伺うと1日4園くらいが回れる限界。8園を駆け足で15分ずつ見ても…あんまりよく分からない。多少、ここは園長先生しっかりしてるなとかあるけど、イコール保育が良い、かは分からないからなあ。

なので結局、知人を伝手に保育園情報を聞き、あとはパンフレットを見て場所が遠過ぎず人数が少な過ぎず多過ぎず保育理念がちゃんとしてそうなところを希望しました。で、結果は、見てもいないところに決定。大丈夫かなあ、とも思うけど、認可だし一定の質は保たれていると信じている。

保育園が決まれば家探しは簡単。保育園と勤務先の近くで物件探し。そんなに物件が無いので、鉄骨で築20年以内の2LDKというと既に3軒くらいしか候補がない。で、南向きだった1軒に決定。

 

一番心配だったのが部長との面談。電話ではそつない対応だったけど、会えば何かしら嫌味を言われるんじゃないか…とビクビクしながら会う。すると、凍った路面を歩くのに注意してくれたり、禁煙席を選んでくれたり、体調を気遣ってくれたり、、すごく人として優しい。←今までうちの会社の上司でこういう人に会ったことがない 

そして話もシンプルに終了。復職の日にちや流れを確認、どんな働き方ができるか、そして次の産休入りのスケジュールをざっくり話し合う。

その後、部次長や課長級の上司たちと具体的な働き方について話し合ったけど、部長が事情を説明してくださったのでスムーズ。やっぱり有能な部長だと、何事もスマートにスムーズに物事が進むんだなあと実感。とはいえ、表面上の許されてるっぽい空気に甘んじることなく、謝罪の気持ちと、短期間でもやれる限り頑張りますという熱い気持ちを、強調し過ぎなくらい強調してみました。

あとは、昔からの先輩にも直接会って事情を説明。社内の噂だと尾ひれはひれ付くので、直接話したほうが絶対にいい。

1泊2日で、話し合った上司と先輩5人。メールでやり取りした先輩2人。仲良しの同僚とも情報交換。とりあえず伝わった気がするし、短期間でも一生懸命働こうと前向きな気持ちになりました。

まずは上司に一報

先輩からのアドバイス

 

まずはとにかく直属の上司に連絡!

 

ということで、妊娠確定の病院帰りにすぐに電話📱

必死感、あなたを頼りにしてます感、働き続けたいんです感が声に出るよう心がける。

上司は、ほぼ面識がない方で、電話だから表情など分からず。

声のトーンを変えずに、「おおそうか笑、まあめでたいことだしな」みたいな冷静な対応をされる。

 

これからどんな厳しいお叱りを受けるか、陰で何を言われるか、気は重いけれど、、とにかく第一歩!!

 

次は、直接の面談。そして、復職に向けての家探し、引っ越し、保育園結果待ち。

産休、育休って「申し訳ない」のかな

さらに数人の会社の先輩に相談。いろんなアドバイスをいただきました。

 

年次がかなり上の女性の先輩→「小さい子連れの単身赴任で、妊娠&出産したら大変すぎる。年齢的にもまだ若いから、旦那さんと一緒に住めるエリアで転職を考えたほうがいいのでは」

 

同じ部署で働く同僚→おめでとう、と喜んでくれたうえで、「いまはあなたが戻ってくることを皆が期待している状況。風当たりは強いかも。申し訳なさそうにしといたほうが良い」

 

人事担当→「女性社員が増えていて、子連れ単身赴任も、復職後すぐの第二子妊娠も、今後も起こり得るケース。上司とよく話し合い、働き続けてほしい。あなたにパイオニアとして頑張ってほしい」

 

「どのタイミングで産んでも文句を言う人はいる。授かった時に産むしかない」とある先輩が言ってたのを聞いたこともあります。

 

そもそも、妊娠したことで、なぜこんなに申し訳なくなるのか。

考えてみると、"育休で休むと欠員になって周りの業務量が増えるから"っていう理由が一番。私でないといけない仕事も現時点で特に無いので、人員の補充さえあれば、そんなに文句を言われないはず。

代替人員の確保、って会社にとって大変だと思う。だけど、働き続けられなくて女性が辞めて、新しく採用するとなったら、どっちがコストかかるんだろう?

 もちろん、私にそれだけの価値が無いと言われればそれまでだけど…

 

一応、うちの会社は「少子化による労働力人口の減少には女性の活躍が鍵だ」とか主張してるわけだし、育児する女性とか色々な事情を抱えた社員でも働けるほうが企業の多様性は高まるし、その辺も考慮してほしい。

 

うちの会社は女性が2割ぐらい。そして女性のうち、子どもがいるのは1割ぐらい。男性の7割は奥さんが専業主婦。

専業主婦の奥さんに家のことを全部任せて男が24時間会社で働くのがカッコいい、というのがうちの雰囲気。

けど、いまの世代の人たちにとってはそれは全然魅力じゃないでしょう。採用担当によると、人員募集に応募が激減しているとのこと。私の時は倍率は100倍ぐらいだったけど、いまは数倍らしい。

 

業界としても右肩下がり、同業者と比べて少ない支援制度。風当たりが厳しく精神的にもツラくなりながら、家族離れてまで続ける仕事なのか。

辞めていった女性の先輩たち、みんな悩んでいたんだろうな。